【私の仕事】

バラエティやドキュメンタリーなどのテレビ番組を中心とした編集をしています。
ディレクターがオフラインしてきた映像に対して、尺や色味の調整、コーナータイトルの作成など、様々な加工を行って下画をつくり、テロップ入れを行います。
アシスタントが作成したテロップの色やエッジに対して、修正や動きの追加を行い、撮影素材から「テレビ番組」に仕上げます。
ディレクターとうまくコミュニケーションを取りながら演出意図を理解する事が重要です。
新しい技術の習得にもチャレンジしています。
配信系コンテンツなどの多様な映像作品に対応するために番組編集では触れる機会の少なかったVFXや編集ソフトの勉強をしています。新しい分野の映像制作技術に日々刺激を受けています。

【印象に残っていること】

番組のエンドロールに初めて名前が載った事です。
先輩から、お前に任せると言われて初めてチーフを担当した番組です。当時は入社3年目で自分の技量も十分ではない中でも、お客様が長い目で見てくれたのはありがたかったです。
そういった苦労もあって初めてテレビで自分の担当した番組を見た時は感動しました。
何より嬉しかったのは親や親戚が自分よりも喜んでくれた事です。
自分よりも周りが喜んでくれる。こういう仕事は中々ないですね。

【向き合っていること】

まずはお客様に満足してもらうこと、その上で自分の色を出せる作品作りを目指して試行錯誤しています。
自分のこだわりである色の美しさ、見やすい画面配色を編集で出していきたいと思っていますが、多くの人の思いが込められた番組に対して自分のエゴで編集することはできません。
お客様の満足が信頼に、そして次の仕事につながっていきます。
編集終わりの「また、お願いします」という言葉をもらえた時ほど、エディターとして嬉しい瞬間は無いです。