【印象に残っていること】
二年目になって、Pro Toolsのオペレートをすることが増えてきた頃にした仕事が、効果音の要素がとても多い細かい作業で、当時はまだ経験が十分になかった為、必死になりながら作業したのを覚えています。何とか無事に作業を終えた後、一緒に作業したチーフから「ありがとう助かった」と言ってもらえて、それが本当に一番嬉しかったです。
自分が教えてもらったことや覚えた技術で喜んでもらえたことが嬉しくて、作品の為になれたという実感がありました。その経験を通して、よりMAの仕事が好きになりました。自分が学び、積み上げてきたものは間違いなかったな、と思いました。
【向き合っていること】
MAは技術職ではあるけれども、接客業でもあることを意識しています。
この仕事は監督や制作部の皆さんやプロデューサー、クリエイティブの方、代理店の方やそのクライアントの方など、本当に多くの方と関わりを持ちます。会社に入るまでは、これだけ多くの人と関わる仕事だとは思っていませんでした。
多くの人が関わっていくからこそ、作業中に気になったことは積極的に聞いていかないと事故が起こるかもしれない。色々な業種の方と一つの作品を作るという時に、人とのコミュニケーションや自分から発信していく必要があります。だからこそ、技術だけではなく、相手の求めていることに対して敏感になることが重要となってきます。
また、仕事面だけではなく人としてまた一緒に作品を作りたいと思われることを目標にしているので、丁寧な対応や会話を心掛けホスピタリティを身に着けたいと思ってもいます。